世界、しゃちく発見

28歳、理系サラリーマン、心の阿鼻叫喚

アメリカの単位(長さ)

おつかれさまです。

 

アメリカ生活も2ヶ月近くなり、生活自体は問題なく回るようになってきました。日本から飛行機で12時間もかかる場所なので、いろいろ違っていることが当たり前なのですが、普段の生活でけっこう困っているのが「単位」です。

 

アメリカでは普段使うほとんどの単位が日本と異なります、独自の単位系を使っている国は世界で3国(アメリカ、あと忘れた)しかありません。まさかの世界をリードする国がマイノリティというアンバランス。

 

  • 長さの単位

日本では「メートル」を使うのが一般的です。部屋の大きさとか、道のりの距離を表すのに「尺貫法」が稀に使われますが、色違いポケモンレベルですよね。長さが大きくなったり小さくなると「キロ、センチ、ミリ」など付けて1000倍刻みで単位を変えていきます。

 

しかし、アメリカでは、下記4つの単位が一般的に使われています。

インチ=2.54センチメートル

フィート=12インチ=30.48センチメートル

ヤード=3フィート=0.9144メートル

マイル=1760ヤード=1609.344メートル

 

なぜ4つしかないのか、もしインチより遥かに小さい値、マイルよりも遥かに大きな値を表すときにはどうするのか

→会社のアメリカ人に聞いてみると、小さい値は0.0000…インチで表現するそう、

「0が多すぎると間違えない?」と聞くと、

「ハッハ〜ン、そんなときはマイクロメートルを使うんだぜぇ(ドヤ」

 

いや、メートル使っとるやん!!!

 

大きい値を表現するときもそんな感じだそう

 

 

インチ、フィート…それぞれの単位の関係について、「12→3→1760」って何よ

アメリカ人に聞いたら「知らん、そういうもんだろ」

 

いや、ツッコミどころありすぎぃ〜、イキすぎぃ〜

 

 

なんかプライドの高いアメリカのおじい様たちは「実生活に基づいた単位なのでとても実用的だ」との主張を繰り広げているそうです。

インチ:親指の大きさ

フィート:足の大きさ

ヤード:手を広げたときの長さ

マイル:1000歩の距離

 

そもそも、これらの単位はアメリカの独立を節目にメートルに変えようとしたらしいんですが、メートル法を伝えようとしたイギリスの偉い人が途中で海賊に襲われて死んじゃい、まあいっか、ってなったらしいです。

 

いや、よくないわ!もう一回がんばれよ!

 

で、なんでこんな一貫性のない単位を「使い続けいている」のかというと、本当にこれはいろいろ調べたんですが分からない、これは妥当な理屈がないという意味で、もうちょいいい感じに言うと「みんなが使って慣れているから変えたくない

 

ここでまさかのジャパニーズ大企業ライクな回答にいきつきました。

 

 

まじこのコンサバなモチベーションのせいで、仕事でも苦労が尽きません。まず、部品図面の寸法はもちろんインチで描かれていますが、マイクロメートルスケールの表記も「0.000〜インチ」と描くので、ズボラなアメリカ人は「まあ、0いっこぐらいなくてもいいか」というぐらいのスタンスで読み間違えます。その寸法は公差だったりするわけで、それを間違えられると部品がはまらない、とかよく起こります。

 

で、何が一番めんどうかって、このインチ単位とメートル単位がけ~っこう同じレベルで使われているということです。

 

ネジがややこしいのは言うまでもないです。

 

水やエアーの配管穴経もややこしいです、配管部材はもちろんインチで作られていますが、1/2(ハーフ)インチと1/4(クオーター)インチがそれぞれ12mm、6mmにとても似ています、そしてこの2つの単位ともけっこうな頻度で使います。1/2部材に12mmチューブさしてハッピースプラッシュ☆なんてけっこう起こります。

 

もうアメリカがインチ使うのはいいから、インチで統一しろよ、、、これで仕事が止まることが多々発生しているので、割と大きな経済損失につながってると思われます。

 

実際のところ、この単位の不便さはアメリカ人も感じており、スーパーなどでもカッコ書きでこっそりメートル寸法が書いてあったりすることも多いです。特に昨今、グローバライズスピードが早まってきているので、近い将来アメリカもメートルに矯正する日が来るんじゃなかろうかと思っています。

 

 続く

 

フトシ